「やっぱり人!」の人材育成、㈱リューズネットの高久尚子です。
リューズネットでは、小売店やショールームなどの接客サービスを調査する「ミステリーショッピング」という仕事をしています。
このブログでは調査や実際のショッピングを通して経験した、良い接客、残念な接客をご紹介しています。
接客業の方々も、そうでない方々もお楽しみください!
今回のテーマは、 「観察してますか?」です。
接客のとき、相手に興味を持って観察することがとても大切。
今回は、私の最近の体験をご紹介します。
@都内のホテル。(ラグジュアリーホテルではありません)
チェックイン手続きでのワンシーン。
私は仕事でホテルに連泊する時は、必ず部屋に花を飾ります。
その日もミニブーケを買ってエコバッグに入れ、ホテルのチェックインカウンターへ。
一通り手続きを済ませると、フロントの担当者が
「お部屋に花瓶をお持ちしましょうか」
と言うではないですか!
花を手に持っていたわけではないのに、あれ?どうして分かったの?
…なるほど、カウンター越しにエコバッグの入口から花が少し見えていたようです。
よく見てる!凄い観察力!
そして、観察したことをすぐに提案につなげるなんて。
いつもは部屋に備え付けのコップか、ちょっと可愛い瓶のミネラルウォーターをコンビニで買って代用していたので、「花瓶」というその一言がとても嬉しかったのです!
さらに花瓶を部屋まで届けてくれた客室担当者も、満面の笑顔で「お花と一緒に、ごゆっくりどうぞ」と素敵な一言。
ちょっと特別扱いを受けたようで、気分が高まりました。
(この気持ちは顧客心理で言うと、「優越を感じたい心理」にあたります。顧客心理については、また改めてご紹介しますね。)
仕事とはいえ気分がワクワクして、仕事の幸先が良い気さえしてしまい、またここに泊まろうとリピートまで決定!
こういう感動、接客ではとても大切です。
感動ポイントは、
・さり気なく、しっかり見ていたこと
・期待を超える、嬉しい提案があったこと
ホテルに限らず、お客様をしっかり観察することはとても大切です。観察することで、お客様にとって嬉しい提案や会話につなげられるはず。
こういう「人の心を動かす」顧客体験を生み出すことができるのは、「人」だからこそです。AIにはできません。
明日からの接客で、お客様をしっかり観察してみてください。
そこからの会話や提案は、お客様の心をきっと掴みます。
日々の接客、頑張ってくださいね!
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